終活と残される遺族の気持ち

 晩年のこと,死後のことを自分で準備をしましょうという活動のことを終活と言うようです。遺言書の作成,リビング・ウィル,献体,臓器移植,葬儀のことなど多岐にわたっています。
 亡くなった後,遺族から見れば本人のわがままとも取れる遺言(付言事項)やエンディングノートの記載などは避けるべきです。それが遺族への本当の思いやりだと思います。
 樹木葬であるとか,散骨であるとか,納骨についての方法にこだわる人が増えてきています。いくら本人が望むとしても遺族となる家族の意向を無視するのは適切ではありません
 この希望をかなえるためには,遺族は通常の葬儀・納骨の儀式をおこなう以上の負担を無理強いします。そういう希望があるのであれば,生前によほど家族と相談しておかないと,迷惑きわまりない振る舞いとなってしまいます。
 自分の晩年の準備などをぬかりなくおこなう終活。事前に準備するのは悪いことではないでしょうが,一度立ち止まって家族の気持ちにも配慮することが望ましいのではないでしょうか。
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投稿者プロフィール

神宮司 公三
神宮司 公三神宮司行政書士事務所所長
山梨県甲府市の特定行政書士。守秘義務がありますので相談したことが外部に漏れることはありませんので,安心してご相談ください。幅広い範囲のお困りごとに対応しています。お気軽にお問い合わせください。遺言書作成,相続手続の相談,官公署への許認可の相談・申請手続き代理,任意後見・法定後見のご相談,ご契約についてのご相談など。

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