生活保護は最後のセイフティネットであって欲しい
お笑いコンビ「次長課長」の河本準一さんが母親の生活保護受給のことで集中砲火を浴びました。その後も芸能人を標的にした報道が相次ぎました。ようやく沈静化した観があります。
生活保護を受ける必要がない人が生活保護を受けていることにたいする義憤からあちらこちらに飛び火をしていったのではないかと思います。
この問題は今に始まったことではなく昔から指摘されてきたことです。皆さんの周りでも不正に近い形で生活保護を受けている人の噂のひとつやふたつは聞いたことがあるはずです。
生活保護を支給する必要がない人まで生活保護の対象者にしてしまうことを「過剰保護」と呼んでいるようです。
しかし,一方では生活保護を受けられなくて餓死したというような悲惨なニュースも聞きます。何度窓口で窮状を訴えても申請書すら交付されずに門前払いをされていました。こうした窓口の対応の結果,生活保護の申請すらせずに死を選んだ人も出てきました。窓口で屈辱を味わうのは自尊心が許さなかったのでしょう。
生活保護で救うべき人を救えないことを「過小保護」と呼んでいるようです。
過剰保護は腹立たしいが,過小保護はもっとゆゆしき事態です。生活保護は国民の最後のセイフティネットです。本来の目的を果たさなくなっているということでは,貧困に陥った者は死ねといっているのと同じです。
過剰保護の問題は少しずつ改善していけばよいことです。近所で噂になるくらい極端なケースからまず改善すべきです。この問題に手をつけないで一部芸能人の不適切な受給を政治的な場で取り上げるという暴挙は私には理解できません。
過小保護は早急に改善しなければなりません。憲法で保障する「最低限度の生活」を維持できないからです。こちらこそ政治家が本腰をすえて取り組むべき主要テーマではないでしょうか。
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