「ぴんぴんころり」は遺族にとって理想的な往生か
亡くなる直前まで「ぴんぴん」していて,「ころり」となくなることを理想的な往生の仕方だと考える方は多いでしょう。私も「ぴんぴんころり」で往生したいと願っています。
しかし,この考えは死んでいく者の独りよがりだということに気づきました。加山雄三氏の対談「父・上原謙の最期と理想の死に方」という雑誌の記事を立ち読みをして,直前まで元気にしていた肉親を突然亡くす家族の戸惑いの深刻さを知ったからです。
この記事は,文藝春秋の平成24年7月号に掲載されています。
入退院を繰り返し,最後には退院できずに徐々に体力を失って死にいたるプロセスが遺族にとっては今生の別れを自分に言い聞かせ,心を整理する準備期間でもあるのです。看護・介護は大変ですが,そうした前段階があるからこそ医師から臨終を伝えられてもどうにか耐えられるわけです。この当たり前のことに思い至ったわけです。
肉親を失った虚脱感から立ち直るセレモニーはどの宗教も用意しています。仏教であれば葬儀,49日,一周忌,三回忌などの節目節目の儀礼が用意されています。その行事を消化していくことにより遺された者は心の整理を徐々につけていくのではないでしょうか。
死に方は自分では選べません。私たちにできることは「ぴんぴん」している間に遺言を作成して,遺産を巡る家族の無用な争族を避けさせることくらいではないでしょうか。
⇒ 成年後見・任意後見のお問い合わせはこちらまで
お困り事や相続・遺言のご相談,各種許認可のお問い合わせは
こちら ⇒ 神宮司行政書士事務所
Contents
投稿者プロフィール

- 神宮司行政書士事務所所長
- 山梨県甲府市の特定行政書士。守秘義務がありますので相談したことが外部に漏れることはありませんので,安心してご相談ください。幅広い範囲のお困りごとに対応しています。お気軽にお問い合わせください。遺言書作成,相続手続の相談,官公署への許認可の相談・申請手続き代理,任意後見・法定後見のご相談,ご契約についてのご相談など。
結婚・離婚2022年6月11日成人年齢十八歳に引き下げ
未分類2022年4月23日民法の能力って何?(法的能力と年齢)
成年後見2021年12月31日実印と印鑑登録証明書(何の「おまじない」)
戸籍2021年8月13日同一戸籍について考える(血族)

