「ぴんぴんころり」は遺族にとって理想的な往生か

 亡くなる直前まで「ぴんぴん」していて,「ころり」となくなることを理想的な往生の仕方だと考える方は多いでしょう。私も「ぴんぴんころり」で往生したいと願っています。
 しかし,この考えは死んでいく者の独りよがりだということに気づきました。加山雄三氏の対談「父・上原謙の最期と理想の死に方」という雑誌の記事を立ち読みをして,直前まで元気にしていた肉親を突然亡くす家族の戸惑いの深刻さを知ったからです。
 この記事は,文藝春秋の平成24年7月号に掲載されています。
 入退院を繰り返し,最後には退院できずに徐々に体力を失って死にいたるプロセスが遺族にとっては今生の別れを自分に言い聞かせ,心を整理する準備期間でもあるのです。看護・介護は大変ですが,そうした前段階があるからこそ医師から臨終を伝えられてもどうにか耐えられるわけです。この当たり前のことに思い至ったわけです。
 肉親を失った虚脱感から立ち直るセレモニーはどの宗教も用意しています。仏教であれば葬儀,49日,一周忌,三回忌などの節目節目の儀礼が用意されています。その行事を消化していくことにより遺された者は心の整理を徐々につけていくのではないでしょうか。
 死に方は自分では選べません。私たちにできることは「ぴんぴん」している間遺言を作成して,遺産を巡る家族の無用な争族を避けさせることくらいではないでしょうか。
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投稿者プロフィール

神宮司 公三
神宮司 公三神宮司行政書士事務所所長
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