若者の国民年金納付率は50%未満,将来の彼らの年金は大丈夫か
平成23年度の国民年金納付率を厚生労働省か7月5日に発表しました。新聞記事で若者の納付率をみて恐ろしくなりました。
25歳から29歳の納付率は46.1%。30歳から34歳は49.6%。いずれも5割を下回っています。とても国民皆年金などと言えません。
年々納付率が下がっている状況を考えると若者の納付率だけが急激に改善するとは思えません。全体の納付率は58.6%で,納付率低下は連続6年にわたります。 現在国民年金の保険料は1万4980円です。非正規労働者,無職の人にとって大きな負担になっていて,納付率が下がっていると考えられます。
6割にも満たない納付率は基礎年金である国民年金の財政基盤を弱くすることはもちろんです。そして,若年層の5割に満たない納付率は将来無年金者の増大を招き,結局生活保護費の増大をもたらします。
厚生年金は破綻しているという者もいます。このままでは国民年金も破綻してしまいます。国民年金は国民の老後の生活を支える最後のよりどころです。破綻はどんなことがあっても避けなければならないのは当然です。
早急に改善策を立案し,一つ一つ確実に実行していってほしいものです。
注:国民年金納付率の解釈に誤りがありましたので一部を訂正させていただきました。 (平成24年8月9日(木))
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