法定後見申立ての費用は誰が負担するのか
法定後見の申立ての費用はどの位必要か
法定後見を申し立てるには費用がかかります。最低,約6200円が必要になります。本人の鑑定が必要ということになると更に5万円から10万円の鑑定費用が必要になります。
その他,戸籍の取り寄せなどの費用も考えておかなければなりません。加えて,家庭裁判所へ一度事情聴取のために出向かなければならいなど時間的な負担も出てきます。
かなりの負担を覚悟しなければなりません。
法定後見を申立てができる人は誰か
法定後見の申立てができる人は四親等の親族と決まっています。
法定後見申立ての費用の負担者は誰が負担
法定後見の費用は申立てをする人が負担することに決まっています。
ご夫婦の片方が法定後見の申立てをする時には特に問題にはならないでしょうし,子供が親の申立てをする場合も問題にならないでしょう。
法定後見の申し立てる人ととして本人に近い縁者がおらずに,配偶者の方の甥・姪というような遠縁に当たるものに申立てをしてもらうというようなときには誰が法定後見の申立ての費用を負担するのかが問題となってきます。依頼された甥・姪にしてみればほとんど会ったこともない人のために自分のお金を出してまで申立てをしたいと思うでしょうか。
費用本人負担命令
法定後見を受ける本人に申立て費用を負担してもらう方法もあります。家庭裁判所に「費用本人負担命令」の申立てをします。
ただ,申立てを支援してもらった人(行政書士,弁護士,司法書士など)に支払う費用は,「費用本人負担」の範囲には入りません。
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