改正介護保険の新サービスの定期巡回･随時対応サービスはいつから利用可能か
神宮司 公三 定期巡回･随時対応サービスは今年の４月から施行される改正介護保険法の目玉である。自宅にいながら介護施設並みのサービスを受けられるというのである。
１日に何度も定期的に短時間ではあるが利用者はヘルパーや看護師を呼び，自分の生活スタイルに合わせたサービスを受けられる。さらに，体調が悪い時などには電話などでヘルパーや看護師を２４時間いつでも呼ぶことが出来る。
利用者の負担は介護度に応じた定額制が原則である。要介護度５のケースではヘルパーのみの場合月額の自己負担額は２万６７００円，訪問看護サービスも合わせてうける場合は３万０４５０円である。
この定期巡回･随時対応サービスは今年の４月にスタートする。こんなすばらしいサービスが出来たのならすぐにうけたいと思うのが人情である。
「この春から始まる介護保険 新サービス登場 ４月スタート｣などという記事を読めばなおさらである。
ところがそれは早とちりなのである。私が住む甲府市のホームページを閲覧してみた。それによるとこのサービスを受けられるとしても先の話なのである。サービスが受けられる期日も明示されていない。
「甲府市においては、平成24年度後半にサービス提供を行う事業者を指定する予定でおります。そのため、現時点では、甲府市内において、このサービスは展開していません。」となっている。
なにかスタートから暗雲が漂い，絵に描いた餅の雰囲気が感じられる。早急にサービスが提供できる体制を整えてもらいたい。
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